Complete text -- "霧笛(第2期)第5号"

13 January

霧笛(第2期)第5号



 霧笛(第2期)には、透明感のある詩を書く詩人がいて、発行されるのをとても楽しみにしている。第5号でも、期待を裏切らなかった。良子さんと、中田紀子さんだ。良子さんの今回の作品「滴るいま にほのめくもの」は、美しいリフレインの詩だ。ちょっと引用させていただく。

 曇天の 野原に
 炎がゆれる
 雨に しなって
 あわだち草

 曇天の 野原に
 がまの穂 ゆれる
 がまの穂 ゆれる

 曇天に
 電線 渡る
 電線 ぬれる

 ただ
 そこに いあわせたもの
 ぬれる
 ぬれる

     「滴るいま にほのめくもの」前半部分
      
20:54:08 | tansin | | TrackBacks
Comments

福岡 出会い wrote:

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09/26/10 00:18:02
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