Archive for February 2012

19 February

詩誌『堅香子』第10号



 詩誌『堅香子』は、岩手から出ている詩誌です。詩誌『火山弾』の内川吉男さんがお亡くなりになってから、ついぞ岩手からは詩誌が自分のところに送られてくるようなことはなくなり、なんとなく寂しく思っていました。そしたら、詩誌『火山弾』の同人のであった朝倉氏より詩誌『堅香子』が送られてきました。堅香子と書いて、なんと読むのかわかりませんでした。「かたかご」と読むのだそうですね。とても、力強い名前だと感じ入りました。29人の方が51もの作品を掲載しております。それぞれが、それぞれの顔をして生命を言葉に託しています。その中でも、小山小陽氏の「夜」という作品にとても親近感が湧いてきました。これは、私の好みからかもしれません。時間、粒子、明滅、波、などの宙(そら)や時の震えを感じさせる言葉が一杯詰まっております。二連ある作品「夜」の最初の一連を紹介させていただきます。

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12 February

季刊『ココア共和国』vol.8




 今回で著者である秋氏に送ってもらったのは、確か二度目だったかなと思う。最初の一度目は、なんとなく通り過ぎてしまった。自分でもよくわからない。で、今回だ。今日、すっきりとした気持ちで目を通したら、とても新鮮な雑誌に思えて仕方がなかった。この雑誌に「詩誌」と付けないことは、秋氏が敢えてそうしているのか、たまたまなのかわからないが、この雑誌は、まさに文字では見えない「詩」なるものがいっぱい詰まっている。

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詩誌『方』第145号(終刊号)




 とうとう『方』も終わったかと言う痛切な思いが沸き上がってきた。詩人佐々木洋一氏から最終号が送られてきた。最近は、ほとんど『方』は読んでいなかった。仙台の老舗の本屋「宝文堂」もなくなり、どこから詩誌『方』手に入れていいのやら、さっぱりわからなかった。佐々木氏が自分に最終号を送ってくれたのはどうしてなのだろうか・・・?。とにかく、自分にとって詩誌『方』は遠い存在で、同人になることで、宮城の一端の詩人である、と初めて言えることになるものだと思っていた。だから最終号の同人名簿を見て、唖然としてしまった。みんな、詩誌『方』を離れ、見捨てて旅立ったような気がした。
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