Archive for January 2007
13 January
霧笛(第2期)第5号
霧笛(第2期)には、透明感のある詩を書く詩人がいて、発行されるのをとても楽しみにしている。第5号でも、期待を裏切らなかった。良子さんと、中田紀子さんだ。良子さんの今回の作品「滴るいま にほのめくもの」は、美しいリフレインの詩だ。ちょっと引用させていただく。
曇天の 野原に
炎がゆれる
雨に しなって
あわだち草
曇天の 野原に
がまの穂 ゆれる
がまの穂 ゆれる
曇天に
電線 渡る
電線 ぬれる
ただ
そこに いあわせたもの
ぬれる
ぬれる
「滴るいま にほのめくもの」前半部分
20:54:08 |
tansin |
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ACT Vol.292(2007年1月号)
今年、最初に届いた雑誌は「ACT」と「霧笛」だ。どちらも、定期的に発行を重ねている。私みたいなものにも送られてくる。ありがたい。
ACTは、西田朋さんのが《ビデオギャラリー》で紹介した「イタリア映画・珠玉の名作 マイケル・ラドフォード監督『イル・ポスティーノ』」がとても見たくなった。それとともに、西田さんの詩を読んで私が感じたことが、そこに綴られていた。とっても、美しい文章となっている。「説明を聞くより、感情を体験すること」との言葉に、胸が熱くなる自分がいた。
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20:33:48 |
tansin |
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