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07 August

季刊『農民文学』朱夏号 No.294





 季刊『農民文学』朱夏号 No.294 は、2011年7月25日発行であり、東日本大震災地よりの報告が特集として組まれている。その中で、詩人鹿島茂氏は「詩撰集 東日本震災日詩」を掲載している。これは、13編の作品からなる詩の塊である。詩集『山麓の村』の中の詩「野にたいまつを焚け」で「原子力発電所がある野に  たいまつを 焚け」と詠った鹿島氏は、 今回の震災に遭遇し、3月16日から4月8日にかけて日記のように詩を書く続けた。それは、縄文より前の遙か太古から続く人々の生活を奪った地震という巨大な生き物に対する、一人の人間の怒りであり、悔しさであり、悲しさである。とりわけ現代社会の象徴とも言える原子力発電所の事故に対する怒りが強く込められた言葉の達である。

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13:09:02 | tansin | No comments | TrackBacks