Archive for April 2008

29 April

詩誌『詩想』vol.21



 このところ、精力的な活動を行っている詩誌『詩想』を拝受。まず、思ったことは、『詩想』らしさが生まれているということでした。それは、言葉がとても饒舌で、力強い表現が感じられるということです。そのことは、佐藤幸雄氏の作品「幻肢痛」や中川有一氏の作品「乱月の野辺で」で強く感じることができます。言葉で何かを表現しようとするよりも、まず言葉を発することで生まれてくる身の処し方そのものが作品となっています。どちらも、身体と強く関わる作品です。自分という存在を中心軸に据えて、詩は何かを生むものであるという、強い信念が感じられます。
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08:43:25 | tansin | No comments | TrackBacks